dreamscantrueのブログ

ドリカムトリビュートバンドの大阪ベイビーズです

振り子電車の話

バターです。

ご指名ですので乱筆失礼いたします。

あ、ワタクシ、ドリ缶で鍵盤担当しています。フルネームは「ガッツバター鍵」です。

名前を呼んでいただくときはイントネーションにご注意ください。

f:id:dreamscantrue:20240414205930j:image


最近の出来事で印象深いのは、この4月からJR西日本伯備線の381系「やくも」という特急車両が順次引退し、273系というJR西日本の新造車両「やくも」に置き換わり、国鉄時代(昭和48年運用開始)から各地を走った381系振り子車両が近々絶滅することです。

 

381系は「自然振り子方式」と呼ばれる機構を台車に備え、カーブ通過時に発生する遠心力で自然に傾きながら速度落とさず通過できるという、そう、バイクでカーブを通過するイメージで、スピードアップと乗り心地の良さを両立させた画期的な車両なのです。中央本線の「しなの」号を皮切りに、紀勢本線「くろしお」号、伯備線「やくも」号等、カーブがクソ多い路線の花形特急として利用されてきました。現在381系が使用されているのは、伯備線「やくも」号のみとなっていました。

f:id:dreamscantrue:20240414210028j:image
とはいえ、「遠心力が発生しないと傾かない」という特性のため、カーブ突入時に大きな遠心力が少しの間、乗客にかかるというタイムラグが発生し、「酔う」客が多発することになり、結果「あれは揺れる」という謎の評価を残す羽目となっていました。笑

そのため最近では、せっかくの振り子機能をなんとOFFにして、速度を通常まで落として運用するという特急なんとか号があったとか無かったとか。。。。。。知らんけど。

 


近年ではGPS等位置情報インフラの発達もあり、カーブの多い路線では「制御式自然振り子方式」という、位置情報と路線のデータベース、スピードを計算して、遠心力がかかる前に自ら車体を傾けるという方式が一般的で、新幹線N700系をはじめ日本全国で多くの路線の特急車両に採用されています。

 


以前に仕事で岡山駅乗換から島根県安来に通うことがあり、381系やくも号はよく利用していたので感慨深いなあと。。。個人的には独特の床の低さと、重心を下に集中させるため通常は屋根につく空調機械を床下に収めたなんともフラットな屋根や、ホームとの接触を考慮した丸みを帯びた断面等、特徴がある車両でしたので、とても好感が持て、あの揺れもよかったのです。よう酔えたし。違う意味で。

f:id:dreamscantrue:20240414210224j:image


約10年前。もちろん帰途。

あれ?こんな話でええんかな。     ※車両写真はJRおでかけネットから借用※

 


次回、ドリ缶リズムの要!ピロシさんよろしくです!